伝えれなかったことがやっと言えた。 そんなことを思っていた時、 「…あおちゃん?」 少し前聞いた、優しい声が聞こえた。 この声は…。 「…沙希さん」 湊のお母さん。 「久しぶりね、あおちゃん」 花を抱えた沙希さんがこちらに近づいてくる。 『お久しぶりです…』 沙希んとこうして話すのはあの日ぶり。