「何がいーですかぁ!?」 大声を張り上げる乃木くん。 クラスみんなの案が黒板にスラスラと書かれていった。 縁日やお化け屋敷、 メイド喫茶なんて案も色々でてきている。 どれも、楽しそうだけど… 特に私はやりたいこともなかった。 睡魔が襲ってきてクラスの騒ぎが遠くなっていった時。 ふと、ぼーっとして窓の外を見れば屋上にある姿が目に映った。 はっきりとは見えないけど、多分…。