『遥斗先、んっ…』



名前を呼ぼうとしたら、目の前に遥斗先輩の顔が映って…。







瞬間、唇に柔らかい感触が伝わった。




「あおが悪いかんな」


『…っ』



顔を真っ赤にしながら笑った遥斗先輩。



それだけ言って、1人資料室を出て行ってしまう。






今のって…キスだよね?



いきなりの出来事に頭がついていかず、ただ呆然とする私。




ず、ずるい。


最後に笑った顔は反則だよ…