―――――――――― 「あ、あの…七瀬さんっ!」 「ごめん、この子そーゆうの興味ないから」 「え、でも…」 「ほーら、帰った帰った」 あの日から、男子に私の名前が呼ばれる度に何故か千穂が断るようになった。 いつの日か、遥斗先輩に何か言われたらしい。 怒ってたけど、前よりは少しだけいい奴なんて言っていた。