「千葉君…。」 校舎を出て、校庭の裏側に体育道具を片付ける倉庫がある。 その倉庫の陰に2つの影がちらりと見えた。 (千葉君…。) 穂乃花は、無我夢中で角を曲がると、思わず口元を押えて呆然と立ち止まった。 (え…。)