俺達はその後、四番街を抜けて次は五番街………
そして六番街に到着した。
六番街は電気や機械の街。そのせいか他の街より電気が多く使われていて眩しく感じた。
その間、沢山の住人達とすれ違って夜に活動すると言うのは本当だったみたい。
俺は目的地を知らされず、景色を見ながらみんなの後に付いて行った。
先頭は慣れた足取りで歩くゲンタ。
次は女子3人のシオリ、ユキ、アンナ。
その後ろをノリが歩いて…………。
『どうだ?昼間とは全然違うだろ?』
俺の横でリーダーが言った。
『うん、びっくりした。それでこれからどこに行くの?』
『七番街。もうすぐだよ』
七番街は確かゲームや本屋、遊楽の店。
俺は周りのイルミネーションと街の雰囲気で少しわくわくしていた。するとリーダーは小さな声である事を伝えてきた。
『Mって奴の事誰にも言うなよ』
なんで今あいつの名前を………?
『それと………』
『?』
『カシワギって奴には気を付けろ』