『てめぇに会うとろくな事が起きないんだよ。
用がないならどっか行ってくんない?』
『奇遇ね、あたしも同じ事思ってた』
カシワギが終始ため息をもらす中でも、メグは変わらず平然としていた。
…………ど、どうしよう。ものすごく帰りたい。
ってかこの場に居たくない……………。
すると遠くから見ていたカシワギ組の数人がズカズカと俺達の方に近付いてきた。
『てめぇカシワギさんになんて口の聞き方してんだよ』
その足はメグはの前で止まり、すごい形相で睨んでいる。俺はメグの心配よりもこれ以上ややこしくしないで欲しいとヒヤヒヤしていた。
『誰、あんた達』
ガラの悪い連中に囲まれてもメグは表情1つ変えない。
『は?てめぇこそ誰だよ。あんまり調子に乗ってると……』
その瞬間、ガシッと手が胸元に伸びた。掴まれているのはメグはではなく文句を言いに来たカシワギ組の男。
『あたしの事知らないような雑魚が出てくる幕じゃないんだよ』
メグは男を掴みながらそう言い放った。
その口調と迫力に圧倒されて、俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
メグは手に負える奴じゃないってリーダーが言ってたけど………なんかその意味が分かった気がする……



