『ユウキっ!もう8時よ。早く起きなさい』 一階のリビングから響く声。 俺は重たい体をベッドから起こして少しだけボーっとした。 まだ頭が眠りから覚めていなくて、俺の目は閉じたり開いたり、 閉じたり……開いたり…… 閉じたり………… 開いたり………………また閉じたり……………。 結局俺は睡魔に負けて、そのまま二度寝。 薄れる意識の中で再びおふくろが俺の名前を呼んでいたけど、この睡魔には誰も勝てない。