「近未来少年少女」





『‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ゲンタっ!!』

森を突っ切って、広場を足早に歩いてるゲンタを呼び止めた。


『………』

ゲンタは俺の声に反応して足を止める。
その間俺はゲンタとの距離を詰めた。


『ゲンタ…………リーダーは好きでみんなに隠し事
してる訳じゃないよ』


言わずにはいられない。

俺がでしゃばる事じゃないかもしれないけど、
ダイキ組の中でリーダーと付き合いが1番長いのはゲンタだから。

どうしてもこんな風に2人がすれ違ってしまうのは許せなかった。


『リーダーは……リーダーは………』


いざ言おうとすると言葉に詰まる。全て話したい気持ちと、やっぱり言うべきじゃないという気持ちが葛藤していた。


『分かってるよ』

俺の耳に聞こえたゲンタの声。


……………分かってる……?
ゲンタの言葉の意味を理解出来なくて、俺は目を丸くさせた。

そんなゲンタを見ると、さっきの怒ってる顔じゃなく優しいゲンタに戻っていた。


『リーダーはさ、ユウキがここに来るずっと前から俺達に隠し事があったんだ』

ゲンタが静かに話始めた。