何故かガクンと拍子抜けしてしまって、俺は頭を掻いた。
空気の読めないメグに怒る訳でもなく、ただ落胆した。メグとミノルが深い関係なら何か大きな事が掴めると思ったのに。
『…………そんな嘘付くなよ…』
ポツリと言った俺の言葉に、笑っていたメグが息を整えた。
『本当の兄弟じゃないけどね、あたし達は兄弟みたいな関係だったの。これは嘘じゃないよ』
メグの目はリーダーと同じ目をしていた。
優しくて暖かくて、嘘偽りない目。だけどその瞳の奥には悲しさが見え隠れしている。
ミノルとメグが兄弟みたいな関係だった?
本当に信じてもいいのか?
だって2人は見た目も性格も正反対。
会って話してる姿さえ想像しにくい。
『あんたの事、ミノルから全部聞いたのよ』
その言葉にピクッと反応してしまった。
『ぜ、全部って………?』
『ユウキの存在、そしてあんたがミノルを忘れてる事実もね』
『いつ!?』
俺は食らい付くように詰め寄った。
ミノルが全てを話した?
それって俺が忘れてるあいつとの出会いや出来事も全部話したって事か?
『1年3ヶ月前、この世界であたしはミノルに会った。その時にミノルからあんたの話しを聞いたのよ』



