『…………この世界は住人達の記憶で成り立ってる事。それと同時に記憶が無くなっていく事は知ってるけど…』
『そんな事誰でも知ってるわよ。後は?』
メグは急かすように冷たくした。
誰でも知ってるって………それはメグの感覚だろ。
現にこのカラクリに気付いてない人は大勢いるし。
『あ、後って……?』
メグは俺の何が知りたいんだろう。
俺はまだ調べてる途中だし、この世界の情報はあまり持ってない。するとメグの口から思いもよらない言葉が出た。
『あんたミノルの事どこまで知ってるの?』
『!!!!!!』
ミ、ミ、ミノル!!?
え………ちょっと待って。
な、なんでメグがミノルの事…………
俺は一瞬でパニック状態になった。
この世界でミノルの事を知ってるのは3人。
最初に俺が話してしまった【シオリ】
そしてシオリから聞き出した【カシワギ】
でもこの2人はミノルではなく、
Mとして認識してる。
もう1人は【リーダー】
リーダーは勿論、ミノルとして知っている。
つまり本当の名前を知ってるのは俺とリーダーだけのはず。なのにメグはミノルの名前を出した。
なんで…………
なんであいつの事…………?



