「近未来少年少女」





『なんだよ?』

カシワギが不機嫌そうに振り向いた。


『やっぱり俺………』

言葉の続きを濁していると…………


『お前はダイキが居ないと何にも決められねーのかよ』


カシワギがギロリと睨み付けた。

え?っと戸惑っていると、カシワギはさらに続ける


『何をするにも、どこに行くのもダイキの許可がなきゃ駄目なんだな。お前は』

かなり刺がある言い方で少しカチンときた。


『別にそういう訳じゃ………』

『なら黙って付いて来い。あいつの許可なんて待ってたら、てめぇは一生ここから出れないぜ』


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐え?

い、今なんて………なんて言った?

突然の事で聞き逃してしまいそうだったけど
今、今………………………


“一生ここから出れないぜ”


カシワギは確かにそう言った。

それってカシワギは……………

俺がこの世界から出たいと思ってる事を知ってる?