「近未来少年少女」





俺は自分の家に着くなり、倒れこむようにそのまま寝てしまった。

全然眠くなかったはずなのにカシワギに会ってイライラしたせいか、考える事を止めて完全にふて寝状態。

逆にそれが良かったのか、俺は死んだように眠り続けた。


それからどのくらい時間が経っただろう?


目が覚めると辺りはすっかり真っ暗になっていた。


『………暗っ……今何時だ………』

携帯の時計を確認すると17時30分と表示されていた。


7時30分…………!?

俺どんだけ寝たんだよ。でもやっぱり睡眠って大事だな。体がすごく軽い。

ミノルとの出来事が今朝起きた事だと思えない。
ここにいると本当に時間の感覚が狂う。


夜って事はみんな四番街に集まってるのかな?
何事もなくゲンタも来てればいいけど………


俺はボサボサの髪の毛を直してガチャリと玄関を開けた。すると………………………



『こんばんわ♪』

そこにはカシワギの姿。

びっくりして開けたドアを閉めようとしたけど、
ガシッとカシワギの足がドアの間に挟まった。

それを手で強引に広げると、カシワギはニヤリと笑う。


『迎えに来たよ』

……………迎えに……?
そう言えばなんか縄張りがどうのこうの言ってたっけ。疲労とイラつきで全く頭に入ってなかった。