「えー!俺馬鹿だからさ、全然わかんなくて!じゃあ、見せなくていいから教えてよ!今日の放課後さ!」 なんて引き下がらない。 放課後って…唯一、楸と2人っきりで居れる貴重な時間。 ただでさえ教室であまり一緒に居れないのに 赤石君に構っていられないよ! そう頭の中で考えた私は、赤石君の前に自分の英語の宿題を差し出す。