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それは、半同棲を始めて間もなかった頃。



ガサゴソと机の周辺を念入りに、何かをしている爽大。




ああ、何かさがしてんだろーな。




なんて、呑気にその光景を見るあたし。




あたしは、食器を洗いながら問う。



『何か探し物?』



「うん、充電器…」



そう言いながらも手を動かし目線もちらりともあたしに向けないまま。