最後のキス…? なに言ってんだよ。 訳わかんねぇ…。 俺を忘れられるわけねぇだろ。 明日になったら、 あんたはまたここに来る。 俺を求めて あんたはここに来る…。 あの人がいた床を見つめて、俺はそう思っていた。 まだ火照っている体を感じながら あの人の温もりを感じながら 俺は図書室を出てドアを閉めた。