【短】俺とあの人~狼の恋~

俺はあの人にキスをしながら、制服の上着を脱いで床に落とした。


制服が床に落ちた音で、あの人は

これから俺が何をしようとしているのかに気づいた。




「高橋君‥」


動揺しているあの人の目を見ながら、俺はあの人を制服の上に座らせた。




手が触れた床は、ひんやりと冷たかった。



だけど、俺の心はそんなもんじゃ冷めない。





「だめ…」


あの人の白いブラウスのボタンを一つ外すと、あの人が潤んだ瞳をして俺の手を止めた。



その瞳が俺を狂わせてるのに…


あんたは俺をもっと狂わせる気なのか‥?




「いや?やめてほしい‥?」


「やめて…」


あの人は小さく頷いて泣きそうな声で言った。



俺はもう一度あの人にキスをした。


あの人は潤んだ瞳を閉じ、俺のキスを戸惑いながら受け入れる。




あの人の腰にまわしていた手を、ゆっくりと下へさげていった。


あの人が体をビクッとさせ、吐息が零れる。



「幸田先生、教師が生徒に嘘ついちゃだめだよ‥」


「やっ‥だめ…」



あの人は体を何度もビクッと動かし、俺の手を止められない。


俺は、あの人の赤くなった顔を見ながらブラウスを脱がせた。



そして、スカートも



全てを‥。