『渉先輩…見てて暑苦しいんですけど。そんなんじゃ真由美にウザがられますよ?』 昼休みに真由美の所へ向かって呼び出し、教室の前の廊下で真由美と話していた時だった。 『裕美っ!』 振り返った先にいた真由美の友達は呆れ顔。 『こんな所でいちゃつかないで下さいよ。』 「そう見える?俺は真由美と話してただけなんだけど。」 あまりにストレートに文句を言われて思わず苦笑い… 『肩なんて抱きながらさっきからベタベタ髪やら顔やら触って… どこから見てもいちゃついてるだけじゃないですか…』