『〜〜っ!
渉のその笑顔の方が反則だってば…

そんな笑顔他の子に見られてたらまた追っかけ出てきちゃうっ!

コレ却って逆効果よ?』





周りをキョロキョロ見ながら誰かに見られてないか確認してる真由美がすごく可愛い。





つられて俺も周りを見渡したその視線の先に。





すごく嫌そうに俺たちを見ている男子生徒を見つける。


昨日図書室にいた男だ。




俺と目が合った瞬間、悔しそうな顔を見せた。





「いや、やっぱりコレくらいしないとダメかもよ?」