『わ、渉少し離れて?歩きづらいわ…』




翌朝、一緒に登校する約束をして真由美の隣にいる俺



「んー?ダメ。俺はこうしてたいし。」





手を繋いで登校…
ではなくて、真由美の腰にしっかりと手を回して密着しながら歩く。





近くを歩く生徒が目障りそうに見てくるけど気にしない。




『渉っこんなのただのバカップルじゃない!』





離れようとするから手に力をいれて耳元に顔を近づけて





「離れたらここでキスしちゃうよ?」





そういって髪に隠れた真由美の耳にキスをした。





『ひゃっ!』





ビクンと跳ねて俺を睨みつけてるみたいだけど…

真っ赤な顔で上目遣いになってるだけだし(笑)



「その顔反則だよ…。本当にキスしたくなる。」