『お前の心くすぐってんのは、高橋の転んだ時に見せるパンツの事だろ!』




『あバレた?今日もさ見えちゃったんだよね。ピンク色の…』




俺が睨み付けてる事に気付いたのか口を閉ざして、青くなる。




「おい…お前ら人の彼女のどこに興味示してんだよ。」




『な、中川落ち着いて…』



俺とそいつらの間に割って入る小林。




『な、何だよ不可抗力だろ?俺の目の前でたまたま転んだから見えただけで…』



お前いつも見てたような口調だったじゃねーか!




怒鳴りつけようとした時だった。




体育教師に私語は慎むように注意され、罰としてグラウンドを1周させられるハメになった。




クソっムカつく…




まどかが転べば喜ぶようなヤツと一緒に走らされるなんて。




厭らしい目でまどかの事見やがって…!




イライラしながら走る俺は女子の方…まどかを見る。