ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

「大切なのは、俺達の気持ち、だろ?
周りなんて関係ないよ。俺は真由美が好きだから一緒にいたいと思ってるんだから。」


真由美もそう思ってくれてるよね?



『ごめんね。渉の言う通りだったのに。弱くてごめんね?』



知ってるんだ。本当はすごく芯が強いって。



だって追っかけがいたころ、囲まれようが俺の事好きだって言い切った位なんだから。


ちょっと不安定になってただけ。



それだけの事だ。




「真由美、もうそんな事で悩まないでね。何か迷いそうな事あったら一人で抱え込まないですぐ言って。」




『うん…うんっ…ありがとう渉…』




少しだけ涙目だけど…



やっと見せてくれた俺の大好きな真由美のはにかんだ笑顔。





『渉…大好きよ。』




そんなはにかんだ笑顔で言われたら俺もう何もいらないや。





「俺も…すごく大好きだよ。」