教室までゴミ箱を置きに戻ってから、鞄を手にとって図書室へと向かう。





そして、図書室のドアを開けると…





『あ、遅かったね。』





本を何冊か抱えた愛しいキミの姿に頬が緩まる。





「貸して。重いだろ?手伝うよ。」





『ありがとう。』





そう言って柔らかく笑う。




持ってた本を半分取って、元あった場所を一緒に探す。





『今日はどんな事があったの?』





棚に本を戻しながら問いかけると、真由美は笑った。




『私の方は特に何もなかったわよ。あ…でもまどかがね彼と気まずくなっちゃってて…』





そうしてスカート丈の長さを彼が気にして言い合いになってたと話してくれる。




『中川君て初めて話したんだけど、相当まどかが好きみたい。

まどかにスケベって言われたみたいでね?まどかは怒らせたって言ってたけど…
私には落ち込んでる様に見えたわ。』