『ずっと先輩が好きでしたっ!!』





焼却炉前で、ゴミ箱抱えた俺の前には3人の1年生の女の子。





ゴミを捨てて戻ろうとしたら、いきなり囲まれて。





「何か用?」





尋ねたら…コレだもんな…。





大体さ、告白するのに友達引き連れて来ないで欲しいよ。





一人じゃ何も出来ないわけ?





「ごめん。彼女いるから気持ちに応えられないよ。」




そう答えたらあからさまにガッカリする連れの友達に、泣きそうになる女の子。




「避けてくれる?彼女と待ち合わせてるから。」





大体さ、俺に彼女がいるのは知ってるはずなんだ。





交換した真由美のネクタイをしているし。





そして何より、もう隠れて会うなんてしていないんだから。





堂々と真由美の隣を歩いてられる。手だって繋げるしどこでだろうと話しかけられる。





その事がすごく幸せなんだ。