ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

いや、確実に期待してたぞ?嬉しそうに話してるヤツいたし。





『うん、考えてみる。ホンとは転んだりしなければいいんだけど、ムリっぽいし…』





そう言ってる矢先から躓くまどか。





思わず後ろに誰かいないか二人で確認してしまう。





『良かった誰もいないや…。祐介にもこれ以上心配かけたくないし…うーんどうしようかな…』





「歩きながら考えてるとまた転ぶぞ。」





『はーい。…なんか祐介私のお父さんみたいだ。』





お父さんって…





「そんな老け顔?」





怖い顔に加えて老け顔とまで思われてんの?マジ凹むって…





『ぷっ。そんな意味じゃないよ!』





噴き出して笑うまどかに、じゃあどういう意味かと尋ねても





『ふふっ。教えてあげないよ!』





なんだそれ。俺には色々思ってる事言ってなんて言うくせに。





『あはは…!祐介おかしい!』





…けど…ま、いっか。





すげー楽しそうだし、嬉しそうだから。