ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

恥ずかしいだけ…




って言えるかっ!




「〜何でもねーよっ。怒ってるわけじゃねーから!だから帰るぞっ!!」




立ち上がり手を差し出す。



「もぉー教えてくれてもいいのに。あれ?祐介少しだけ顔赤いよ。…もしかして…。」




「わかったならもう聞かないで。ほらっ!」





差し出した手をもう一度まどかの前につきだすと、クスクス笑いながらやっと繋いでくれた。





ゆっくりと歩き出す。





その間もクスクス笑いが止まらない様子のまどか。





『恥ずかしいって言えばいいのに…。

祐介は顔が怖いから、怒ってるんだか、照れてるのかわかりずらいよ。』






「…悪かったな怖い顔で。」





顔の作りはどうする事も出来ねーんだから、仕方ねーだろ。





『あ…今度は拗ねちゃった…』





だーっ!!くそっ!!





「…わかってるならもう何も言わないでくれ…。」