ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

冷やせば痛みが取れると思ってた。鎮痛成分?何だそれ?





『ゆ、祐介…ごめん言わないで黙ってれば、良かったかな…』





しゃがみ込んだ俺の真ん前に同じ様にしゃがみ込んで覗き込んでくるまどが。





勘違いしてた恥ずかしさと無知な自分が情けなくて、まともにまどがの顔が見れねーよ。





「…見んなよ…。今ひでー顔してっから…。」





プイっとそっぽを向く俺に…





『…怒らせちゃった?』





シュンとした声が聞こえて来て慌ててまどかを見ると、膝を抱えて俯いてる。





やべ…また誤解される?





「怒ってねーよっただ…その…」





『…ただ?』





チラッと視線だけあげて俺を見上げる。