『あ…ちょっと待って…きゃっ!?』





つんのめって転びかけたまどかを寸前のところで支える。





「悪い、急にひっぱったからだな…」





「ううん、祐介のせいじゃないよ。私が勝手にコケちゃっただけ。助けてくれてありがと。」





転びかけた時に肩から落ちた鞄を拾ってまどかに手渡す。





不意に目に入ったまどかの膝には真新しい赤い痣が出来ていた。





「…いつ膝、ぶつけた?」




問いかけたらまどかは、えっと…と恥ずかしそうに話し始めた