ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

普通だったら、ワザとコケてくっついてくれてんのかな?って都合のいい考えが出てくんだけど。





グイっ





「柱、そのまま歩いてたらぶつかんぞ!」





腕を引っ張りながら柱を回避してまどかに声をかける。





『ありがとう。』





…わざとじゃこんなに傷なんて作らねーよな…





膝にはわりかし新しそうな赤い痣が出来ていた。





「ソレ…どこでつくった怪我なの?」





膝の痣を指差して問いかける。





『あ、コレ?コレは昨日お風呂場で…浴槽から出ようとしたら、浴槽に足引っ掻けちゃって…』





ペロッと舌をだして肩を竦めるまどか。




さすがに風呂場の怪我は守ってやれねーよ…