ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

『知らなかったっ…ヒィック…ゆ…すけが先に好きって思って…て、くれたなんて気づかなかったよぉ…うう…っく…』




わんわんと泣き続けるまどかをそっと抱き締めた…




なんでこんなに小っちぇーんだ?




抱きしめても…震えてるまどかの体…




「なあ。どうしたら泣き止んでくれる?俺…どうすればいい?」




このままだ身体中の水分が涙となって出ちまうんじゃねーかって心配だ。




『もっと…ぎゅってして…も…一回…好きって言って?』




壊れるんじゃないかってくらいキツく抱き締めた。




小さな肩に柔らかい髪…
まどかのすべてが愛しい。



『…大好きだ…。』




ピッタリくっついてた体を動かし顔をあげるまどか。



ぐしゃぐしゃの泣き顔。まだ涙の溜まった潤んだ瞳。



『…私も大好き…』




…だけど笑ってそう言ってくれた。