放課後は担任に呼び出され生活態度について叱られた。




やっと解放されて教室へ鞄を取りに戻る。




誰も残っていないと思ってた教室には、小田切の姿があった。




俺を見て立ち上がる。




『あのさ、まどか…すごい落ち込んでたよ?』




…落ち込んでんのは俺もだっつーの。




何も言わずに席まで歩き鞄を取り出入り口へと歩き出した。




『中川待って!…昼はごめん…。私達は直接中川から言った方が良いと思ったんだ…。』




「…言えねーから、小田切達に話したんだよ…」




『うん…そうなんだよね…。ホントごめん…。けどさ…そうやって心配してる事、直接言ってくれた方が女の子って嬉しかったりするんだよ?』