距離が縮まりあともう少し…




『きゃあっ!?』





ドサッ





いつも転びかけるまどかを受け止める俺。
これもほぼいつもの事。





「危ね…。」





『エヘヘ…ご、ごめんね?』





今日は俺の胸にダイブするかのような見事なコケ方で、すっぽり俺の胸の中に収まりながら顔をあげて申し訳なさそうに笑う。





転んでたら、痣の他にも擦り傷も出来てたな…





そう思いながらまどかの手を握り教室へと向かう。