ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

ホッとした顔を浮かべる裕美に、俺も安堵する。





『えー?裕美ちゃん私の事覚えてくれてなかった?
……寂しいな。』




わざとらしいトーンで話す松嶋。





『あ!思い出しましたぁ!会社の前で一度お会いしましたよね?

今日みたいに、やけに胸元開いたシャツ着てましたよね!?

いつもそんな見せびらかすような服でお仕事されてるんですかぁ?』






裕美もわざとらしい口調で松嶋に話しかけていて……





そんな2人のやりとりに、背中にヒヤリとしたものを感じた。