ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

『谷口くんのプレゼン前祝い、断るのも悪いし、それに…』





一旦言葉をきって俺を見上げる。





『余計な事口走って自爆しないように見張るためよ。』





ニヤリと笑って、俺を見据えたと思ったら、出迎えた部長の奥さんにしっかりと畏まって挨拶し始める。






余計な事って裕美の事?





俺、隠し通すつもりねーよ?




だから





見張りなんて必要ねーんだよっ!!





頼むから邪魔だけはするなよな。





そう願いながら部長の家へと足を踏み入れた。