裕美と過ごした週末は、俺にとてつもない元気を与えてくれた。




「部長!これ確認してもらってもいいですか?」




仕事だって絶好調!

苦だった面倒な表計算も、会議の資料作成も、嘘みたいにはかどるんだ。




根つめて仕事をしてた時とは大違いだな。





残業しなくても終わらせる事のできた仕事に、




『谷口くんずいぶん調子良さそうね。何かいいことあった?』




松嶋も驚きを隠せないようだった。











残業しないで退社した月曜日





俺はひとつの決意を込めてある場所へと向かった。







俺の誠意を見せる大切なモノを選ぶために。