『なんかさ、高橋って付き合う前から中川になついてたじゃん。高橋って裏表ないいい子だから、そんな高橋がなつく中川もいいヤツなんじゃないかなって…』



照れ臭そうに答える小林。



『俺も思った!高橋ってさ、何気に話しやすくてイイヤツじゃん!だから付き合う相手が中川って知った時はかなり驚いたと同時に、どんなヤツだって気になってたんだよね。』




「どんなヤツって言われても…」




『いつから高橋が気になってたの?』




興味津々に聞かれ、答えに困る。




どんなって…




しょっちゅうコケるヤツと思ってたまどかに椅子を蹴飛ばされて、俺まで椅子から落ちて。




なんの嫌がらせだ!ってイラついて見た先に、泣きそうな顔で俺を見上げてたまどか。




そのウルウルした目で見上げられて一目惚れ…




なんて恥ずかしくて言えるかっ!!