「…俺の連れに何か用?」



座ってた男を見下ろして、睨み付けた。





『和弘っ!!』





立ち上がった裕美を俺の後ろに隠してもう一度、男達を見下ろすと、

舌打ちしてそのまま店を出て行った。





『和弘っあのね!今のは…』





「わかってるよ。…怖くなかった?

ごめんな。俺がもう少し早く来れればよかったな。」




そう言って頭を撫でると、ホッとしたような顔で、俺に微笑みかけた。




はは…ついこないだは頭撫でたら“子供扱いするな”って怒ってたのにな。



今はこうしてても怒んないんだ。



きっと怖かったんだろうな…俺に頭撫でられて安心したのかな?



ホント可愛いヤツ(笑)