ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

「泣くなよ…。キツイ言い方して本当悪かった…」




どうしていいかわからないから、とりあえず頭を撫でてそう言ったのに。





バシッとその手を払われて、うるうる瞳で見上げられた。

いや…睨まれてる?





『…子供扱いしないでよ!
和弘からすれば当然子供にしか見えないかもしれないけど…

けどっ!少しでも大人っぽく見えるように頑張ってるのっ!!』





「裕美…なんか話が逸れて…」

『服だって、靴だって…
ちょっとでも和弘に近付けるように頑張ってるのに…

…前の彼女は腰に手回したりするのに、…私は頭撫でられるのって…』