ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

『ふーん…歩きずらいんだ…。
人前で無理なんて言ったくせに、そうやって歩いた事はあるんだ…』




険しい顔になってプクッと頬を膨らませる顔にヤバイと思った。





「裕美チャン。それはですね…」




機嫌を取り戻さなくちゃと声をかけるけど、完全にそっぽを向いてシカト…




俺ってホント馬鹿…


過去の女の気配を匂わせてどうするっ!?





「おーい。食べないの?」




『………』





「デザートも奢ってやるから機嫌直せよ。な?」





『………』





何を言っても完全にシカトの裕美に、イライラしてきた。



「いい加減機嫌直せよ。昔の事で文句言われても、どうしようもねーだろ?」




悪いのは俺なのに…
けど…こんなにシカトされてると俺だって凹むっつうの!