ホンキの恋 【ヒミツの恋続編】

そのままファーストフード店で軽く何か食ってく事になって、

食べるものを注文して待つ間、裕美は学校で起きた出来事を俺に話してくれる。



その表情はくるくると目まぐるしく変わって、




本当見てて飽きない。




『イチャイチャし過ぎだと思わない?
見ててこっちが赤面しちゃうくらいなんだよ?』





友達とその彼氏が最近やたらイチャイチャしてて、見てられないとぼやく顔は思い出したのか少し赤く染まっていた。





『今の高校生って学校内でもそんなにベタベタしてるんだ?

俺は人前でそんなの無理だな。』




思わず本音が出てしまう。


若いってすげーな。


大人になれば人目だって気にして、なかなか人前ではそこまで出来ないのにな。



あ…でも今の発言、オヤジ発言とかって思われるんじゃね?




「大体、腰に手回して歩くのってさ、実は歩きずらいし、あんまいいもんじゃないし…な…」




慌てて弁解したはずが、墓穴を掘ったと気付いた。