『ぐっ………ぅ…!!!』 気を失っているといえど、 誰でも拳銃で撃たれるとどんなに 起きたくなくとも目覚めてしまう。 ────────そして少女は重い瞼を ゆっくり開く。 その少女の瞳は、右目は漆黒の黒、 もう一方の左目は、鋭く光る獣目…… ───────狼の瞳だった。