「おじさん… 本当ありがとう。じゃあ頂くね。」 私たちは幸せだ。 例え親がいなくても、例え貧乏でも…。 だって、 こんな優しい人が周りにたくさんいるんだもん。 言葉で表せないほどの感謝の気持ちを込めて手を降りながら、私は八百屋を後にした。