会えるだけでも十分。



でも、どうせなら少しでも長い時間を秀くんと一緒にいたい…っていうのは、私のワガママなのかな?



『そのことなんだけどね、13日の午前中に出れば次の日の学校も間に合うだろうって父さんが言ってるから、たぶん午前中に出ると思うよ』



それを聞いて、すごく安心した。



だって、2日と少しは一緒にいれる。



「ど、どこに泊まるの?」



『うーん、一応ホテルか…それか少し遠くになるけど親戚の家かな?』



ホテルなら私の家から一駅先、親戚の家なら五駅ほど先…と教えてくれた。