だけど… やっぱり見捨てるなんてことはできない。 「お名前はなんていうの?」 駅員の人に言えば、きっとアナウンスで探してくれるだろう。 そう思った僕は、まず名前を聞いてみた。 「はざま、みお…」 みおちゃんか…名前まで先輩に似てるや。 「よし、じゃあみおちゃん。一緒に駅員さんのところに行こっか。きっとお母さんを見つけてくれるよ!」