「あ、中山の彼女さん?
はじめまして」
碧とは全然違ういつもの柔らかい笑顔を浮かべる。
すると、例外なくみよちゃんの顔は真っ赤になるが……
「戸崎さん……
あなた……」
それを遮る人がいた。
そう、中山さんだ。
中山さんは首をさすりながらきっと蒼を睨む。
敵意に満ちたその視線を受け、蒼は口を閉じる。
「あなた、神です。
マジでその図太さ尊敬です!」
「ご……ごめん、中山」
蒼は中山さんの迫力に萎縮している。
どっちが先輩か分からないこの状況。
そして、中山さんはさっきまでの言葉が嘘のように蒼に突っかかる。
「戸崎さんすごい。
あんなウザい登場の仕方、凡人じゃ出来ません!!」
「照れるなぁ」
「……あなた、本当に馬鹿ですね」
そんな二人をみよちゃんはぽかーんと見ていた。



