こんなわけで、俺たちは初ライブを迎える。
例の緊張発作をスルーする優弥。
慎吾と賢一ならまだしも。
「こ……怖い……
どうしよう……」
死にそうになりながら優弥にすがりついたのに、
「うっせぇな、てめぇ!
シャンとしやがれ!!」
尻を蹴飛ばされる。
滅茶苦茶だ。
「優弥ぁ……」
泣きそうな俺を、
「ここでは優弥じゃねぇ!」
なおも怒鳴る優弥。
だから仕方なく言う。
「えっ……艶ちゃん……」
「ちゃんはいらねぇ!!」
怒り狂った優弥が怒鳴り散らした時、俺たちのライブの時間となった。
「いきやがれ!」
優弥はそう言って、再び俺の尻を蹴飛ばした。



