だけど、問題があった。
技術云々の問題ではない。
それはもちろん……
「碧!!」
訳の分からない漢字を当てはめたコートネームで呼ばれる。
仕方なく、
「ふいふい」
返事をすると、
「馬鹿野郎!
何がふいふいだ!!」
優弥は激怒する。
そして、俺の胸ぐらを掴んで凄んだ。
「てめぇ、ふざけやがって!
蒼はふざけた野郎でいい。
でも、碧は絶対ミスしねぇ!
肝に銘じておけ」
「……はぃ」
力なく答えると、
「なんだその返事は!」
怒られる。
だから、わざと言ってやった。
ポケットに手を突っ込んで、ダルそうにして。
そして、優弥みたいに
「うっせぇな。
俺がミスするはずねぇだろ」
と。
賢一と慎吾が爆笑する。
だから、俺も一緒に笑っていた。
だけど……
「なんだ、お前、出来るじゃねぇか」
優弥のツボに入ってしまったらしい。
ぎくり……
俺たち三人は顔を見合わせた。



