「唯ちゃん、どうしたの?」 蒼の声で我に返る。 「ごっ……ごめん! 何でもないよ」 慌てて否定するが、 「そんなことないでしょ。 唯ちゃん、おかしい」 蒼にはお見通しだ。 だけど、本当のことなんて言えるはずもない。 変態な女とか思われて、嫌われるのも怖いし。 だからあたしは、必死で別の理由を考えた。 育児で疲れてる? 確かに疲れてはいたけど、蒼は最大限協力してくれているし、そんなことは言えない。 それなら、なんて言おう。