そうなんだ。
紅さん、超美人で有名だったんだ。
そうだよね。
あれだけ綺麗なんだから。
優弥さんは珍しく少しだけ赤くなって。
そしてぼそりと呟く。
「あいつは美人だけど、性格はドギツイ」
そんなことを言うけど、優弥さん、紅さんのこと好きなんだろうなと思った。
だって、あんなに女遊びの激しかった優弥さんが、女に構わなくなったんだよ。
それに、紅さんのことを話す優弥さんは嬉しそう。
「すごいな、えんちゃんは。
昔からモテてたよな」
小野先生がため息まじりに呟いた。
小野先生、やっぱり気にしているのかな、昔のこと。
あたしは小野先生が気になって仕方がない。
だけど、気になっているのはあたしだけではなかった。



