「えんちゃん、色々上手くいってるみたいだね」
先に口を開いたのは、小野先生だった。
静かな口調でそう告げる。
優弥さんはゆっくりと小野先生に目を移す。
そして、いつものぶっきらぼうな口調で答えた。
「まぁまぁな。
Fは蒼のカネのためにフル稼働だし、その他のグループの奴らも……」
優弥さんの口から飛び出す言葉はやっぱり仕事の話で、何だか笑いそうになる。
優弥さん、本当に今の仕事が好きなんだな。
優しい小野先生は頷きながら優弥さんの話を聞いていて。
そして、とうとうこう告げた。
「仕事以外も上手くいってるんでしょ?
戸崎から聞いた。
超美人で有名な戸崎のお姉さんと結婚したんでしょ」



